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適性のない警察官に銃を持たせるな!

アメリカで銃による殺人事件が起こるたび、日本は警察官しか拳銃を携行できない建前である上に、その警察官も滅多なことで発砲せぬから、我が国では起こり得ないと思っていたけれども、なんと、警察官が、あろうことか交番で上官を射殺するという事件が発生した。

犯人は激しく叱責されたためと供述しているようだが、理由もなく叱責されるわけがない。最近は、とかくパワハラが云々されるが、社会や組織の軌範を身体に付けさせる過程では頭ごなしに叱ることも必要だ。

だいたい、罵倒されたことに逆上して引き金を引くようでは犯罪捜査の現場で冷静さを保てる訳がなく、そもそも警察官としての適性を欠いていたのだ。

重大犯罪にもかかわらず、犯人の氏名や顔写真は未成年であることを理由に公開されていない。成人年齢を18歳に引き下げる民法改正は閣議決定済みであり、成人に準ずる扱いをしても構わぬはずだ。だいたい、個人情報も公開できない人間に拳銃を所持させ、公権力を執行させることこそ異様である。

それにしても、我が国の警察も落ちぶれたものだ。そのうち、アメリカのように警察官が民間人を射殺する事件が起こるかもしれない。 

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