4月23日発売の『AERA』に掲載された山口亮子「伝統的右翼がネトウヨを叱る? 宮沢賢治も信じた国柱会は今」という記事において、インタビューを受けました。
「宮沢賢治も信じた国柱会は今」という副題、「日本社会の右傾化を、戦前からの伝統を持つ右翼団体はどう受け止めているのか。戦前の右翼思想に多大な影響を与えた国柱会関係者に聞いた」というリード文に引続き、田中壮谷氏(国柱会賽主)らと並んで私のインタビューが掲載されています。
その中で、私は戦前の「右傾化」と呼ばれる動きには、現状維持でも左翼的な理想主義でもない「第三の道」を希求する流れがあったけれども、現在の「右傾化」には「第三の道」を求める動きは見られないと指摘した上で、「率直に言わせてもらえば、『軽い』」とコメントしました。さらに、「自分の生まれ育った社会に根源的な違和感がない」ため、「日本がなぜ他国に気を使わなければならないのか」という素朴な苛立ちに止まり、結果的に「新自由主義的な自己責任の論理一辺倒」に陥り、「左翼が強かった時代の反動」でしかないと結論づけました。
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